2025年度 就職懇談会報告
東京支部から助言者として卒業生が3名、支部役員とネットワーク・さほ運営委員4名
副学長の挨拶の後、学生生活課の中野さんから、最近の就職状況について昨年度は概ね100%に近い、ただ就職スケジュールは年々早まっており、3年生の3月末に内々定が出る学生が半数以上となっている、との説明がありました。
学生さんからは、希望する職種、業界、先輩に何を聞きたいか、という定型を超えて、関東で就職を考えている人が自分の周りに少なく、就職活動では、具体的に何を、どのように進めたらいいのかわからない。東京での奈良女の評価がどのくらいか知りたい、奈良女生の魅力がどんなものか知りたい。東京で就職するとどんな問題にぶつかるのか、また、メリットを知りたい。まだ業界を絞れていないので今の時点でやるべき事を教えて欲しい、自己分析が必要と言われるが、自分では分からない、「ガクチカ」(学生時代何に力をいれたか)の書き方もわからない、相談出来る人がいない、等の悩みも打ち明けられました。
助言者からは、自身の就職活動で何を軸においたか、どのように就職活動をすすめたのか、なぜ東京を選択したのか、東京で就職するメリット、今の仕事の内容、やりがい、どうやってしんどい時を乗り越えたか、など具体的なお話がありました。自己分析に時間を割くより、学業、研究に力を入れてやりきること、それが他者との差異を生む、というアドバイスや、「ガクチカ」を友達や周りのひとに見てもらって添削してもらうなど、協力しあうことで孤独に陥らないようにする、等のアドバイスがありました。
相談出来る人がいないと悩む学生に、学生課の中野さんがすぐに大学の就職相談室の利用を勧めていらっしゃったのも印象的でした。大学が、個々の学生を親身になって心配したり力になろうとしてくださっている様子はうれしいものでした。
職種も大学時代の専攻も異なる4人の助言者にそれぞれ具体的な相談があり、80分の間、途絶えることなく活発な会話がなされ、明るい声や笑い声が部屋に響きました。