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2017/08/17(木) 04:48

2017年度(平成29年度)総会記念講演会報告

『自分らしく輝いて生きる ~乳がん最新医療情報とともに~』

講師 山内英子先生

日本の乳がんは欧米化した生活習慣の影響で近年増えてきており、女性の10~12人に1人が乳がんになるといわれているそうです。今回聖路加国際病院の山内先生のお話を生で聞いて、改めて医療は進歩し続けていることを知り、心に残ることがいくつもありました。

まず、予防医療の大切さです。女優アンジェリーナ・ジョリーが、乳がん予防のために両乳腺を切除する手術を受けたニュースを聞いて、がんになっていないのにと衝撃を受けたことを思い出しました。もちろん、全員が切除すべきというわけではなく、家族歴、既往歴など総合的に判断して生存率を考えたとき、遺伝子検査(BRCA1、2)で異変がある場合は、その臓器をとることがベストの選択である場合があるとのことでした。胸の再建手術の技術も上がってきているそうです。検診も必要ですが、検診はがんにならないためのものではありません。がんにならないように予防すること、がんになっても生命予後への影響を最小限にすることが大切なのだそうです。

次に情報の確認です。今の時代いろいろな情報があふれていますが、いつの情報か?何のために書かれたか?書いた人は誰か?元ネタは何か?違う情報と比べたか?「い・な・か・も・ち」で健康情報を確認することが大事とのことでした。古い情報ではないか、偏った情報ではないか、根拠は示されているかなどなどです。

さらに、キャンサーサバイバーシップ、つまり、がんと診断されてからいかにその人らしく生き抜くか、がんと共に生き充実した生活が送れるかが大切だということです。かつて「不治の病」であったがんは今では「慢性疾患」になっているのだそうです。その人の人生をその人らしく輝いてほしい。治療と就労の両立もその一つであり、がんになっても寿命を全うできる時代になっているとのことでした。

正直自分ががんと言われたら、どのような対応がとれるのかわかりません。ただ、今回話を聞いて、病気になってもならなくても、自分らしく生きることが大切だと感じました。

川村(大40)

山内 英子(やまうち ひでこ)先生プロフィール
1987年順天堂大学医学部卒業。聖路加国際病院外科研修医を経て、1994年に渡米。ハーバード大学などで研究生活の後、米国での医師資格取得。
臨床経験を積み、2009年に聖路加国際病院乳腺外科医長として帰国。
2010年より聖路加国際病院乳腺外科部長およびブレストセンター長。
2017年より聖路加国際病院副院長兼務。

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