行事
佐保会東京支部で開催する行事のご案内とご報告です。

紡がれる美 ~天平文様とともに~

講師 藤野千代氏

 毎年秋、奈良国立博物館で開催される正倉院展では、宝物の特別展示が行われております。千三百年も前の聖武天皇の遺品、また、東大寺大仏開眼時に使われた品々を皆様もご覧になられたことがあると思います。

 藤野氏は、まず、奇跡の美術館といわれる正倉院について説明されました。

 シルクロードを渡って伝わった美の世界を、当時の職人たちは高度な技術と感性で多くの作品に表現しました。献上品として、繊細な美しい文様が施された品々は、一度も埋蔵されることなく、正倉院内で最高の保存状態で、 現在まで受け継がれてきました。

 明治時代になると公的な模造事業が始まりました。模造は、高度な技術が必要で、当時御用塗師の家に生まれた吉田三兄弟らが、活躍し、その内の吉田包春による模造品は、奈良女子大学に多数、保存されており、大学記念館で、特別公開もされているようです。

 藤野氏は、奈良女子大学ならではの研究対象として、大学と奈良の土地柄にたいへん縁の深い正倉院、その宝物に施された文様に焦点を絞られました。

 氏は、美しい天平文様をひとつひとつ丁寧に読み取り、デザインをデータベース化されました。何種類ものデータ化された文様は、色調変化、部分画像抽出も可能のため、現在、多くの県内企業が利用しています。商品のパッケージ、衣類、風呂敷等の小物、また、近隣商店街の福引ボック(無償提供されたとのこと)等、藤野氏によりデータ化された天平文様は、奈良を印象深く彩っています。

 スクリーンに映し出された天平文様の美しさに見とれつつ、藤野氏がデータ化された天平文様は、次の世代に受け継がれていくものと確信しました。

 講演の最後に、奈良女子大学メールマガジンを配信されていらしたとのことで、奈良の懐かしい映像、最近の奈良を見せて頂きました。さらにご自身で出版されました「ぬりえ天平文様」をお持ちいただき、くじ引きで10人の方にプレゼントいただきました。

藤野千代氏のプロフィール 
理学部物理学科卒業後、三菱電気(株)入社。
理学博士。奈良女子大学兼職時、正倉院御物に施された天平文様をデータベース化する。
現在は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構所属。
カテゴリ: 総会
2017/02/06(月) 06:19

2016年度 就職懇談会

日時:
2016年12月10日(土) 13:00 - 16:00
場所:
佐保会東京会館
出席者:

奈良女子大学

副学長、学生生活課長
東京で就職を希望する在学生 11名(M1 2名、3回生8名、2回生1名)

東京支部

OG助言者 6名(大31、大59、大61、大64)、役員・委員5名

計 26名

第23回就職懇談会には東京での就職を希望する学生・院生11名が参加してくれました。大学からは3名、支部からは助言者として先輩6名、支部役員とネットワーク・さほ運営委員6名が出席しました。

「先輩方のお陰で建った東京会館を拠点にして東京支部は活動している」「私たちにできうる限りのお手伝いをしたい」という支部側の挨拶があり、大学側からは「進みたい業種の話だけでなくいろいろな業界の話も聞いてほしい」「いろいろな先輩の話を生き方の一つとして聞くとより厚みのある就活になるだろう」との挨拶がありました。今年はさらに「東京での就職がかなった場合にはぜひ支部に入りこの繋がりを引き継いでほしい」との言葉も添えられました。

少し緊張した面持ちの学生たちは質問を含めて自己紹介をした後、先輩たちからは自身の就活や採用側の視点など それぞれの立場からの経験談を聞きました。その後は個別に懇談しました。各先輩のところを時間を決めてまわるのですが、より本音の話し合いがあり熱心にメモを取る様子に是非とも良い結果が得られますようにと願わずにはいられませんでした。女性同士の同窓ということもあるのでしょう、何度も楽しそうな笑い声がこぼれ大変和やかな懇談会となりました。

例年2月開催ですが今年は12月開催になり、就活の時間に余裕が有る為でしょうか、夕方からある女子会への参加者は多かったようです。

カテゴリ: 就職懇談会
日時:
2017年02月19日(日) 13:30 - 16:00
場所:
佐保会東京会館
テーマ:
女性脳の活かし方 〜実践編〜
講 師:
黒川伊保子(大学31回 理学部物理学科)

◇講師紹介◇

「市場の気分」を読み解く感性マーケティングの実践者であり、「男女脳の気分」を読み解く男女脳論の専門家。人工知能エンジニアを経て、独自の感性分析が注目を浴び、感性研究の第一人者となる。

  • 人工知能時代の幕明け
    去年3月世界最強といわれた韓国の囲碁棋士に人工知能が勝ったおかげで世界中で人工知能ブームが勃発しました。私に言わせるとこれはブームではなく、とうとう人工知能時代が始まったのです。 私たちはもう人工知能抜きでは生きていかないと思います。ここから先は人工知能が私達のパートナーになって様々なことに手を差し伸べる時代に入ったのです。
  • 人間と人工知能
    人工知能の世紀になったら、本来28歳の若者のやっている膨大なデータを取り集めて整理する「脳の力仕事」を人工知能が替わってくれるので、経験値の高い60代から70代が価値を生む時代に変わっていくと思います。ただ、経営者達が人工知能を導入すると、若者の学習機会を奪うことになります。人工知能が便利だということと人間を育てることは相反するので、どこまで人間が知性で踏みとどまれるかという警告を私は社会に発信しています。
  • 男性脳と女性脳
     女性脳の会話はプロセス指向共感型といいます。つまり事の発端から事の経緯、プロセスを時系列をなぞってしゃべりたいんです。 一方、男性はゴール指向問題解決型です。対話のために使う電子信号が女性よりすごく少ないんです。省エネ型で対応しています。後ろから前倒し、まずゴールが知りたいんです。このためにロボットを作るときには両方作ります。プロセス指向共感型エンジン、ゴール指向問題解決型エンジンの二つのエンジンを作りまして一つの処理系にハイブリッドで載せます。ハイブリッドで載せて推論しながら対話をします。
  • 脳の進化
     ヒトの脳は28年ごとに装置としての様式を変えるんです。最初の28年は著しい入力装置。次の28年間で私たちの脳は個性を作っていくんです。56歳から84歳までは本質をすばやく見極めて、様々なことの判断ができる出力性能最大期。つまり、人生で一番頭がいいときです。そして人間の脳は112歳まで進化することが分かっています。

奈良女子大学同窓会佐保会東京支部 連絡先

連絡先の変更、お問い合わせは下記までお願いします。
開館日:火、木、金、土、の10:15~12:30 13:15~16:00
  • 〒166-0004 東京都杉並区阿佐谷南1-8-3
  • TEL (03)3311-7771
  • FAX (03)3311-8210
  • E-mail sahokai.tokyo@nifty.ne.jp
  • URL http://sahokai.tokyo/

佐保会東京会館地図

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